まず、基本的なことですが、お着物を着る前には必ず手を洗いましょう。人の手は意外と汚れています。お出掛けの前にブルーにならないようにちょっとした心がけをお忘れなく。
そしてお着物を着た後は
ハンガーにかけて1日ぐらいは陰干しをして下さい。着物に体温が残ったまま畳んでしまうとカビ等の原因になります。また、着用時のシミの確認のためにも、陰干ししてお着物を眺めてみて下さい!!あと、畳む時は衣装敷等を使って、床等のごみを着物に付けないように気を付けて下さいね。
もしも、着用時にシミを付けた場合は
紙ナプキンや乾いたハンカチ(タオル)で水分を取る程度にして下さい。水をハンカチ等に付けて擦ってシミを取ろうとすると取り返しのつかないことになります。シミが他の場所に移らないように乾いたら、シミがついたことは忘れて、お出かけを楽しんで下さいね。あとはプロにお任せを!
古いシミのお手入れは
すべてのお着物のお手入れができるとは限りません。古いシミ(酸化)の影響で生地が傷んだりすることもあるので。ただし、シミが抜けないでも、金彩加工を施したり、上絵を描くことでシミを隠して着用できるようにすることも可能です。諦めないで、ぜひ一度ご相談を。
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